yanbaru森230K
ほんの一か月前まで「顔こけてますが具合は大丈夫ですか」という問いを多く受けたが最近においては「よく短期間でこんなに丸くなれますね」というものに変わった。
季節はもう12月、夏を過ぎいつの間にか冬となった。
そんな中、この時期に日中の最高気温が24度のピーカンという事で早朝からヤンバルに赴こうというと予定していたが、急遽仕事が入り出発は午後からとなった。
急いで準備し大容量のサドルバッグを探しても見つからず仕方なく普段使いのバックパックを背負っての出発だ。
持ってく物をあれこれ考えるのは少ない時間を浪費するので、最低限必要な寒さ対策、十分すぎるライト類を持ち簡単な撮影機器を持っての出発である。
出先で「あれ忘れた～」前提の出発。
名護市大浦まではノンストップで颯爽と走った。と言いたいが体重増がもたらす脚への負担でノロノロ運転に。
この時期はまだ夏のマインドが残っているので絞れた状態の走りを再現しようとすると脚にくる。
東村を南下↑、動画撮影の為背景に夕陽を収める。一通り撮影し北上だ。
東村に入ってすぐに陽が傾き、膝や首の少しばかりの違和感及び空腹に、引き返しを考えた。
迷った末、答えを求めたのは3枚のコイン。
そしてコインの出した答えは「北へ」と言いうものであった。
今回は月の出ない日であり、闇のロードを走り続け見えてきたのは新築感バリバリのパイナップルの丘。
暫しストレッチ休憩。
今回ちょいと怖かったのは「暗い」という事だった。登坂時はまだ息が上がり集中出来るが、あえて低速で走る下りにおいては登坂時にかいた汗がより背筋を冷やし、闇の中から聞こえる生物の物音や咆哮が私の恐怖心をかき立てる。
しかしだ。月の無い空を見上げると夥しい数の星達がうごめいているのが見えた。
世界中にある古から続く星を題材にした神話は枚挙に暇がない、その一端を感じさせるには十分なスケールかつ非現実的空が私の上空に広がっていた。
とにかく暗い闇の道を走り続け到着したのは国頭村奥。
やっとこさ集落に入る。
やっぱ人の気配って良い。感じの良い笑い声に包まれパーティーのようなものが催されていた。
暫く走っているとうっすらと遠くで鳥のようなものが車道上を飛んでいるシルエットが見え目を凝らし走り続けていると、その鳥は歩道上に移動し私をじっと見ている。
それはリュウキュウコノハズクだった。
なんでこんなとこにコノハズクがいるんだと一瞬目を疑ったが確かにコノハズクだ。私には巣立ち雛にも見えるがハッキリとは分からない。
しばらくの間ライトを消し様子を見るも飛び立つ気配がなく、その場でピョンピョン遊んでいる。
見た感じ外傷は無さそうで、動き自体も良いので暫く時間をおけば普通に飛べるのではないかと考えたが、時折通り過ぎる車両に向かっていったりと肝を冷やす場面がチラホラあった。
道の両側は地上生物の侵入を防ぐネットがあり、それを超えられないようでもあったので人力でネットを越えてもらう事に。
因みに侵入防止ネットのおかげで小動物が保全されているのだろう。空からのイレギュラーな来訪は致し方ない。
※自転車仲間で自然生物に詳しいマーフィーさんに電話、知見をお借りしたことをこの場を借り御礼申し上げます。(夜間の鬼電すんませんｗ)
そしてしばらく行った先に発見したのがリュウキュウアオヘビだ。
小さいのはたまに見かけるがこれ位大きいのはあまり見たことがなく一瞬スジオかと思った。
めちゃくちゃ綺麗な蛇。
こちらは元気が無く弱っている感じではあるが復活の見込みがあるし、とりあえず森に放蛇。
無毒の蛇で、おとなしめの性格。
帰路、名護道の駅で休憩。なかなか疲れた。
寒い。兎にも角にも寒い・・・意気消沈の図。
私の脳裏にはビフテキが絶えず浮かんでいた。
嘉手納到着。もう寝ずの明日を迎えるわけだ。
今回の走行距離は230キロ、平均速度21キロ、走行時間11時間という内容。
経験者であればお分かりだと思うが平均速度２１キロは「スゴイ」という感じではなく、長く乗る練習を一定期間積めば誰でも達成出来る。
そして誰でも一日で北部の魅力を堪能出来るワンデイトリップが可能である。
早朝から出発し日中での完走がお勧めではあるが私の様に夜も、となると明るいライトと夜も目立つウエアが必要。とりわけ私はクリスマスツリー状態ですが。
季節はもう12月、夏を過ぎいつの間にか冬となった。
そんな中、この時期に日中の最高気温が24度のピーカンという事で早朝からヤンバルに赴こうというと予定していたが、急遽仕事が入り出発は午後からとなった。
急いで準備し大容量のサドルバッグを探しても見つからず仕方なく普段使いのバックパックを背負っての出発だ。
持ってく物をあれこれ考えるのは少ない時間を浪費するので、最低限必要な寒さ対策、十分すぎるライト類を持ち簡単な撮影機器を持っての出発である。
出先で「あれ忘れた～」前提の出発。
名護市大浦まではノンストップで颯爽と走った。と言いたいが体重増がもたらす脚への負担でノロノロ運転に。
この時期はまだ夏のマインドが残っているので絞れた状態の走りを再現しようとすると脚にくる。
東村を南下↑、動画撮影の為背景に夕陽を収める。一通り撮影し北上だ。
東村に入ってすぐに陽が傾き、膝や首の少しばかりの違和感及び空腹に、引き返しを考えた。
迷った末、答えを求めたのは3枚のコイン。
そしてコインの出した答えは「北へ」と言いうものであった。
今回は月の出ない日であり、闇のロードを走り続け見えてきたのは新築感バリバリのパイナップルの丘。
暫しストレッチ休憩。
今回ちょいと怖かったのは「暗い」という事だった。登坂時はまだ息が上がり集中出来るが、あえて低速で走る下りにおいては登坂時にかいた汗がより背筋を冷やし、闇の中から聞こえる生物の物音や咆哮が私の恐怖心をかき立てる。
しかしだ。月の無い空を見上げると夥しい数の星達がうごめいているのが見えた。
世界中にある古から続く星を題材にした神話は枚挙に暇がない、その一端を感じさせるには十分なスケールかつ非現実的空が私の上空に広がっていた。
とにかく暗い闇の道を走り続け到着したのは国頭村奥。
やっとこさ集落に入る。
やっぱ人の気配って良い。感じの良い笑い声に包まれパーティーのようなものが催されていた。
暫く走っているとうっすらと遠くで鳥のようなものが車道上を飛んでいるシルエットが見え目を凝らし走り続けていると、その鳥は歩道上に移動し私をじっと見ている。
それはリュウキュウコノハズクだった。
なんでこんなとこにコノハズクがいるんだと一瞬目を疑ったが確かにコノハズクだ。私には巣立ち雛にも見えるがハッキリとは分からない。
しばらくの間ライトを消し様子を見るも飛び立つ気配がなく、その場でピョンピョン遊んでいる。
見た感じ外傷は無さそうで、動き自体も良いので暫く時間をおけば普通に飛べるのではないかと考えたが、時折通り過ぎる車両に向かっていったりと肝を冷やす場面がチラホラあった。
道の両側は地上生物の侵入を防ぐネットがあり、それを超えられないようでもあったので人力でネットを越えてもらう事に。
因みに侵入防止ネットのおかげで小動物が保全されているのだろう。空からのイレギュラーな来訪は致し方ない。
※自転車仲間で自然生物に詳しいマーフィーさんに電話、知見をお借りしたことをこの場を借り御礼申し上げます。(夜間の鬼電すんませんｗ)
そしてしばらく行った先に発見したのがリュウキュウアオヘビだ。
小さいのはたまに見かけるがこれ位大きいのはあまり見たことがなく一瞬スジオかと思った。
めちゃくちゃ綺麗な蛇。
こちらは元気が無く弱っている感じではあるが復活の見込みがあるし、とりあえず森に放蛇。
無毒の蛇で、おとなしめの性格。
帰路、名護道の駅で休憩。なかなか疲れた。
寒い。兎にも角にも寒い・・・意気消沈の図。
私の脳裏にはビフテキが絶えず浮かんでいた。
嘉手納到着。もう寝ずの明日を迎えるわけだ。
今回の走行距離は230キロ、平均速度21キロ、走行時間11時間という内容。
経験者であればお分かりだと思うが平均速度２１キロは「スゴイ」という感じではなく、長く乗る練習を一定期間積めば誰でも達成出来る。
そして誰でも一日で北部の魅力を堪能出来るワンデイトリップが可能である。
早朝から出発し日中での完走がお勧めではあるが私の様に夜も、となると明るいライトと夜も目立つウエアが必要。とりわけ私はクリスマスツリー状態ですが。
