キレ食いアフターライド(ヤンバルナイト)
私含め参加者2名、私含め達成者2名の9月に行われた自転車ダイエット企画、1か月3キロチャレンジが終了(Tさんおめでとうございます)、気が抜けたのか体調不良なのかは定かでないが昨日朝の倦怠感とそれに付随する耐えがたい食欲に負け、気が付くと冷凍庫に保管していた頂き物のスイーツや脂身たっぷりな肉、インスタント食品を全て胃中に収め、冷蔵庫の中にはダイエットのお供である梅干しと煮干しだけとなった。
概算値4000キロカロリーを数時間の間で収める事の出来る私自身の強靭な胃袋を自画自賛し、勝利の余韻に浸っていたのも束の間、やがて心のどこからか湧いてくる「ちょっとやっちまったな」という感情に支配されていった。
今回は倦怠感もあるという事で、やり残していた仕事を済ませ体を休ませつつ、映画と漫画でまったり過ごしたいという思いがあったものの、この心境を払拭する為今回もペダルを漕いだ次第である。
しかしながら俗にいうダイエット中の「キレ食い」は自転車ダイエットにおいては、さほど問題にならない。
なぜなら一定期間練習すれば誰でも長時間乗る事の出来る自転車はキレ食い後のアフタースポーツとしても最適だからである。

数か月前に作成しそのまま冷蔵庫に10日程放置、まだイケるだろうと冷凍庫に移し替えたトンカツ。
焼いてる時怪しい香りに気が付いてはいたが気づかぬふりをして食べた。
ライド中に補給食を受け付けなくなり「排ガス」を連発。
傷んだ食品とガスの因果関係は分からない。

出発は夕方、薄暗くなる。

恩納村に入るころには夕陽が辺りを橙色に染めている。

名護着、往路は逆風でジリジリと体力を削られる。

この辺りはター滝探索やソロキャンプでよく通っていた。

大宜見の道の駅。ヘロヘロである。

月が顔を出す。

オカガニも数匹見受けられた。

辺士名商店街入り口。

宜名真付近だったか?この辺りから車はほとんど通らない。

いよいよ辺戸へ。街灯もない道路をひたすら北上。明るい月の光で全体像をつかむことが出来る。
一昔前沖縄は「もうあしび」という男女のイベントがあり、それは「満月」に行ったという事を祖父から聞いた。
満月の夜という事で、色々な理由があると思うが「明るさ」もその一端を担っていたのではないだろうか。
焚火の光で朧げに照らされた気になるあの子が次第に上る満月の光で像を結ぶ。なんともロマンチックである。

ソロナイトライドで誰もいない辺戸岬を堪能、と言いたいところだが強い風の音と激しく岩を叩く波の音はどこか恐怖心を掻き立てられる。

取り合えず観光を行う。

珈琲を飲む。

かわいいアカマタの赤ちゃんを発見。このサイズでも噛みついてくるので注意!山に放流し復路へ。

夜のトンネルは結構好き。

あーまんか?とおもいきや・・・

ヤシガニだった。

まだ小さい。

たまに高速な車両が通るので壁側に追いやり。

枝に掴まって頂く。
海側は浜辺の無い護岸が続き陸側は山と道路を隔てる壁が続いていたのでガニと暫しのウォーキング。
ヤシガニの生息域は海の中でなく道路でもない。放流はガニの好みを考えて行う。

歩くこと5分、海と山にエントリー可能、アダンが繁茂する叢にて放流。
以前、ほとんど前例のないこの58エリアでヤンバルクイナを見つけ新聞の一面を賑わせたのは紛れもない私である。しかしながら搬送中の車内にて容体が急変し搬送先につく頃には事切れていた。後のCTによると交通事故による脳挫傷が原因という事だったが、持ち込んだ際、医師及び記者の方に行き場のない気持ちによる「八つ当たり」をかましたのも私である事を自白しこの場を借りお詫び申し上げたい所存である。
そしてそのご縁もあり当店の部長であるサニー氏もそちらの医院にてお世話になっているという訳である。
58号線で両側が壁であっても森から迷い込んだ動物がえっちらおっちら歩いている場面が稀にある、注意が必要だ。

また時間をくったのでちょっとお急ぎモード。

名護まで41キロ・・・・
まだこんな北の地にいたのかという焦りが募る。

おや!

不動のクツワムシが。なかなかかわいい。
また遊んでしまった。

そしてスピードアップをして走っているとデカい犬に並走されいつの間にか競争に!
「なんだこの野郎」と横を見るとそれは犬ではなく、巨大なイノシシが私を横目に猛スピードで並走していた。
私は「風の谷のナウシカ」の世界感に酔いしれた。
イノシシとの距離2メートル、闇の中を数十メートル共に走り、巨大イノシシは脇の獣道に奇声を上げ入り込んでいった。
Uターンし獣道を確認しようと近づくと待ち構えていたかのように威嚇を伴う雄たけびを上げ、草木をなぎ倒し更に奥に入っていった。
いや、あれは威嚇でなく森へのお誘いだったのではなかったのか・・・今思えばその可能性も否定できない。
そして付近をチェックしたところ新旧同じような糞が散乱していた。しかしながらイノシシの糞はもっと松ぼっくりの様な形をしているかと思うのでハッキリとは分からない。縄張りなのかも分からないがまさか58号線に巨大イノシシとは。
今年一番の興奮度であったのは間違いない。

名護の道の駅にてコーヒーブレイク。
人工的な音と光に安堵を覚えながらも闇の中で見た生物達を想起する。寒くなる前にもう一度見たいものだ。

この時間は貸し切り。


無事帰宅、もう少し走る予定だったが胃腸の調子は芳しくなく食事は喉を通らず即就寝。やっぱりあのとんかつは傷んでいたようだ。
朝には体重は前日よりも若干減り「キレ食い」の影響は無し。
今回も「キレ食いアフターライド」に加え山原の夜の自然を堪能した素晴らしいライドとなった。
概算値4000キロカロリーを数時間の間で収める事の出来る私自身の強靭な胃袋を自画自賛し、勝利の余韻に浸っていたのも束の間、やがて心のどこからか湧いてくる「ちょっとやっちまったな」という感情に支配されていった。
今回は倦怠感もあるという事で、やり残していた仕事を済ませ体を休ませつつ、映画と漫画でまったり過ごしたいという思いがあったものの、この心境を払拭する為今回もペダルを漕いだ次第である。
しかしながら俗にいうダイエット中の「キレ食い」は自転車ダイエットにおいては、さほど問題にならない。
なぜなら一定期間練習すれば誰でも長時間乗る事の出来る自転車はキレ食い後のアフタースポーツとしても最適だからである。
数か月前に作成しそのまま冷蔵庫に10日程放置、まだイケるだろうと冷凍庫に移し替えたトンカツ。
焼いてる時怪しい香りに気が付いてはいたが気づかぬふりをして食べた。
ライド中に補給食を受け付けなくなり「排ガス」を連発。
傷んだ食品とガスの因果関係は分からない。
出発は夕方、薄暗くなる。
恩納村に入るころには夕陽が辺りを橙色に染めている。
名護着、往路は逆風でジリジリと体力を削られる。
この辺りはター滝探索やソロキャンプでよく通っていた。
大宜見の道の駅。ヘロヘロである。
月が顔を出す。
オカガニも数匹見受けられた。
辺士名商店街入り口。
宜名真付近だったか?この辺りから車はほとんど通らない。
いよいよ辺戸へ。街灯もない道路をひたすら北上。明るい月の光で全体像をつかむことが出来る。
一昔前沖縄は「もうあしび」という男女のイベントがあり、それは「満月」に行ったという事を祖父から聞いた。
満月の夜という事で、色々な理由があると思うが「明るさ」もその一端を担っていたのではないだろうか。
焚火の光で朧げに照らされた気になるあの子が次第に上る満月の光で像を結ぶ。なんともロマンチックである。
ソロナイトライドで誰もいない辺戸岬を堪能、と言いたいところだが強い風の音と激しく岩を叩く波の音はどこか恐怖心を掻き立てられる。
取り合えず観光を行う。
珈琲を飲む。
かわいいアカマタの赤ちゃんを発見。このサイズでも噛みついてくるので注意!山に放流し復路へ。
夜のトンネルは結構好き。
あーまんか?とおもいきや・・・
ヤシガニだった。
まだ小さい。
たまに高速な車両が通るので壁側に追いやり。
枝に掴まって頂く。
海側は浜辺の無い護岸が続き陸側は山と道路を隔てる壁が続いていたのでガニと暫しのウォーキング。
ヤシガニの生息域は海の中でなく道路でもない。放流はガニの好みを考えて行う。
歩くこと5分、海と山にエントリー可能、アダンが繁茂する叢にて放流。
以前、ほとんど前例のないこの58エリアでヤンバルクイナを見つけ新聞の一面を賑わせたのは紛れもない私である。しかしながら搬送中の車内にて容体が急変し搬送先につく頃には事切れていた。後のCTによると交通事故による脳挫傷が原因という事だったが、持ち込んだ際、医師及び記者の方に行き場のない気持ちによる「八つ当たり」をかましたのも私である事を自白しこの場を借りお詫び申し上げたい所存である。
そしてそのご縁もあり当店の部長であるサニー氏もそちらの医院にてお世話になっているという訳である。
58号線で両側が壁であっても森から迷い込んだ動物がえっちらおっちら歩いている場面が稀にある、注意が必要だ。
また時間をくったのでちょっとお急ぎモード。
名護まで41キロ・・・・
まだこんな北の地にいたのかという焦りが募る。
おや!
不動のクツワムシが。なかなかかわいい。
また遊んでしまった。
そしてスピードアップをして走っているとデカい犬に並走されいつの間にか競争に!
「なんだこの野郎」と横を見るとそれは犬ではなく、巨大なイノシシが私を横目に猛スピードで並走していた。
私は「風の谷のナウシカ」の世界感に酔いしれた。
イノシシとの距離2メートル、闇の中を数十メートル共に走り、巨大イノシシは脇の獣道に奇声を上げ入り込んでいった。
Uターンし獣道を確認しようと近づくと待ち構えていたかのように威嚇を伴う雄たけびを上げ、草木をなぎ倒し更に奥に入っていった。
いや、あれは威嚇でなく森へのお誘いだったのではなかったのか・・・今思えばその可能性も否定できない。
そして付近をチェックしたところ新旧同じような糞が散乱していた。しかしながらイノシシの糞はもっと松ぼっくりの様な形をしているかと思うのでハッキリとは分からない。縄張りなのかも分からないがまさか58号線に巨大イノシシとは。
今年一番の興奮度であったのは間違いない。
名護の道の駅にてコーヒーブレイク。
人工的な音と光に安堵を覚えながらも闇の中で見た生物達を想起する。寒くなる前にもう一度見たいものだ。
この時間は貸し切り。
無事帰宅、もう少し走る予定だったが胃腸の調子は芳しくなく食事は喉を通らず即就寝。やっぱりあのとんかつは傷んでいたようだ。
朝には体重は前日よりも若干減り「キレ食い」の影響は無し。
今回も「キレ食いアフターライド」に加え山原の夜の自然を堪能した素晴らしいライドとなった。